BOAnalyzer2はバイナリーオプションシグナルバックテスト分析ツールです。
BOAnalyzer2で追加・削除・変更された機能に関しましては、それぞれ[BOAnalyzer2で追加]、[BOAnalyzer2で削除]、[BOAnalyzer2で変更]と記載してありますのでご参考までに御覧ください。
BOAnalyzer2の更新履歴はこちら => BOAnalyzer2 更新情報
次のような方にオススメいたします。
・お持ちのバイナリーオプションシグナルインジケーター(MetaTrader4用のインジケーター)の有効性をチェックしたい方
・シグナルの得意な時間帯を調べたい方
・ご自身のロジックの有効性を調べたい方
・公開・販売予定のシグナルインジケーターの実力を示したい方
BOAnalyzer2を使用すると、お手持ちの矢印等を出すタイプのMetaTrader4用のインジケーターを使用して、バイナリーオプション(ハイ・ロータイプ)で使用した場合のバックテスト、および賭金、払戻率(ペイアウト率)を指定してのシミュレーション等をおこなうことが出来ます。
テストに使用するインジケーターのパラメーターを変更してテストすることも可能です。
バッファを使用したサインを出すインジケーターについては、59個目までのパラメーターを変更可能です。
オブジェクトタイプのサインを出すインジケーターについては、すべてのパラメーターを変更可能です。
ご自身の手法をお持ちの方につきましては、簡単なシグナルインジケーターを作成いただくだけで、バイナリーオプションのバックテストが可能となりますので、手法の有効性を確認することが出来ます。(シグナルインジケーターのサンプルソースコードも同梱しています)
バックテスト可能なバイナリーオプションのタイプは、ハイ&ロータイプ(スプレッド込みの取引を含む)取引のみです。レンジやワンタッチ等のバックテストは出来ません。購入間隔や判定間隔につきましては、次のようなバックテストが可能です。
- エントリーのX分後に判定するタイプ(最大1時間後の判定)。ハイ&ロータイプで指定時間後に勝敗が決定するのがこのタイプとなります。
- エントリータイミングは任意、判定タイミングは15分毎や1時間毎といった、1時間のなかで決まった時刻に判定が行われるタイプ。一般的なハイ&ローがこのタイプとなります。
※ただし、エントリータイミングにつきましてはローソク足の使用時間足確定時のみとなりますのでご注意下さい。したがって、例えば5分足を使用したバックテストの場合のエントリーは最短で5分毎となります。 - 判定までの最低時間を指定可能。「判定の時刻」に「0,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55」を指定すると、エントリーから判定までの時間は最短で1 分、最長で5 分となりますが、「判定までの最低時間」に10 を指定すると、判定までの時間が最短11 分となり、最長で15 分となります。結果的に、判定の時刻が来ても「判定までの最低時間」に到達していない場合は次の判定まで持ち越すテストとなります。
ハイ&ローで例えば15分毎に判定時刻が訪れ、その間の任意のタイミングで選択してエントリーできるような場合に、判定までの時間が長いものにエントリーした場合のようなテストが可能です。 - 1時間の中でサインが出てもエントリーしたくない時刻がある場合は、エントリー可能時刻を分単位で指定可能。例えば「10-20,30,40-50」と指定すると、X 時10 分~X 時20 分、及びX 時30 分、そしてX 時40 分~X 時50 分 に出たサインのみエントリーするようなテストが可能。(カンマ区切りで複数指定可)
※判定までの時間が1時間を超えるようなテストは出来ませんのでご注意下さい。
また、複数のシグナルを使用した場合のポートフォリオ分析も可能です。
BOAnalyzer2 の使用には、インターネット接続が必須となっております。インターネットに接続されていないパソコンではご使用になれません。ご注意下さい。
1.BOAnalyzer2 では、まずMT4のEA(エキスパートアドバイザー)を使用して次の内容をパラメーターで指定後バックテストを行います。
・判定時間(3分後、5分後等、1~60分を指定可。または、X時5分、X時20分、X時35分、X時50分のように、時刻(分)を指定可能)
・テスト対象インジケーター名(オブジェクトの矢印を出すタイプの場合は不要)
・売買シグナルのインデックス番号(オブジェクトの矢印を出すタイプの場合は矢印のコード番号)
このバイナリーオプションバックテスト専用EAでバックテストを実行すると、テスト対象インジケーターを用いた売買結果がCSVファイルとして出力されます。
[BOAnalyzer2で追加]判定のレートが[0:判定時刻の始値]または[1:判定時刻の前の足の終値]から選択可能となりました。
2.EAによって出力されたCSVファイルを、分析ツール本体に読み込みます。旧バージョンではCSVファイルを一つずつしか取り込むことが出来ませんでしたが、複数のCSVファイルを一括で取り込めるようになりました。[BOAnalyzer2で追加]
3.引分の扱いを設定します。引分の場合はそのまま引き分け、引分の場合は勝ち、引分の場合は負けとして分析することも可能です。([BOAnalyzer2で変更]引分の場合はエントリーしなかったことにする、という選択肢がなくなりました)
4.分析ツール上で、シミュレーションしたい賭金、払戻率(ペイアウト率)、分析期間、取引時刻フィルター等の設定をして、解析開始ボタンを押すだけで次のような集計結果、分析結果を得ることが可能です。エントリー方向フィルターを使用するとHighのみエントリーした場合、またはLowのみエントリーした場合の分析が可能です。[BOAnalyzer2で追加]
・資金の推移、月別損益、曜日別損益、時間帯別損益、分別損益をグラフで視覚的に確認可能
・エントリー回数(購入数)
・勝数
・負数
・引分数
・勝率
・最大連勝数(引分は無かったものとして算出)
・最大連敗数(引分は無かったものとして算出)
・PF(プロフィットファクター)
・最大ドローダウン
・総損益
5.2つ以上のインジケーターのバックテスト結果を統合して1つのデータにまとめることにより、ポートフォリオ分析も可能となっております。
通貨ペアなどの条件を変えて複数の条件でバックテストする必要がある場合、まとめてバックテストを行えると便利です。MetaTraderBackTestManager を使用すると、MT4のバックテスト条件を管理し、まとめてバックテストすることが可能です。1つのバックテストが終わるたびに次のバックテストをスタートする必要がなくなりますので、寝ている間にまとめてバックテストする等、時間を有効に活用することが出来ます。
まずは体験版をお試しいただき、ご自身のパソコンで正常に動作することをご確認下さい。
MetaTraderBackTestManager の詳細はこちら => [MT4]一括バックテスト、テスト条件管理ツール体験版[MetaTraderBackTestManagerTry]
オブジェクトタイプの矢印(マウスのダブルクリックで選択できる矢印)を出すサインインジケーターの場合、MetaTraderBackTestManagerを使用して一括バックテストすることはできません。ご注意下さい。
分析ツールには、対象時間帯のチェックをはずすだけで、その時間帯に取引をしなかった場合の分析を行うことが出来る、タイムフィルター機能を搭載しています。
バイナリーオプションにおいて、あるロジックにしたがって取引を繰り返した場合、どうしても勝率が低くなる時間帯が存在するものです。
BOAnalyzer2 を使用して分析を行うと、時間帯別で損益、勝率がグラフ化されますから、ひと目で調子の悪い時間帯を見ぬくことが出来ます。また、分毎の損益まで見ることが出来ますので毎時00分の勝率が極端に低いなど、細かな分析が可能です。
時間帯別の分析結果を確認した上で、対象時間帯のチェックを外し再度分析を行うと、その時間帯に取引をしなかった場合の勝率や最大ドローダウンをシミュレーション出来るというわけです。
※タイムフィルターは判定時刻ではなくエントリーする時刻に対して行われます。つまり、例えば1時のチェックを外すと、1時~1時59分にエントリーしなかった場合の分析を行います。
分析結果はグラフで確認できますが、そのグラフの生データ(数値データ)も簡単に出力可能です。
データをコピーしてExcel等の表計算ソフトに貼り付ければ、独自に分析することも簡単です。
●資金の推移データ
●月別損益データ
●曜日別損益データ
●時間帯別損益データ
●分別損益データ(X時0分~X時59分まで分ごとの勝率等が確認可能)[BOAnalyzer2で追加]
[BOAnalyzer2で追加]分析後に勝敗データ部分を右クリックすることで、そのデータをクリップボードにコピーできるようになりました。
TAB区切りでのコピーを選択すると、Eacel等にきれいに貼り付けることが可能で、その他にもカンマ区切り、区切り文字なしでのコピーに対応しています。
[BOAnalyzer2で削除]タイムシフト機能は削除され、代わりにGMT変換機能が追加されました。タイムシフト機能で出来たことは、基本的にGMT変換機能でも可能となっています。
[BOAnalyzer2で追加]バックテスト用のEAで出力されるデータは、全てMT4時刻(サーバー時刻)となっています。このMT4時刻が日本時間でない場合(ほとんどの場合違います)これを日本時間に変更して分析できたほうが便利なことが多いです。
以前のバージョンではMT4時刻がGMT+2である場合、日本時間であるGMT+9から引き算してタイムシフトに7を設定する、などという計算が必要でしたが、BOAnalyzer2では単純にMT4時刻であるGMT+2を指定するだけで、自動的に日本時間に変換して分析可能となりました。
GMT変換機能ではサマータイムを考慮した日本時間への変換に対応。夏時間、冬時間のGMTに違う数値を設定することによって、夏時間は3月の第2日曜日~11月の第1日曜日、それ以外は冬時間、といったよくあるMT4業者の時刻変換に対応しています。
夏時間、冬時間の区別なく単純に時刻をずらしたい場合は、夏時間GMTと冬時間GMTに同じ数値を入れれば良いでしょう。
タイムフィルターは、GMT変換後の時刻に対して設定されるため、より正確な時間帯分析が可能となりました。
[BOAnalyzer2で追加]通常のハイローよりもペイアウト率の高いスプレッドが含まれているハイ&ローの分析にも対応しました。
例えば、USDJPY の現在の価格が112.165 円、High に賭けたら112.170 円より高ければ勝ち、Low に賭けたら112.160 円より安ければ勝ちという取引です。
このような場合はスプレッドに「0.005」を設定して分析するだけです。ただし、BOAnalyzer でテストできるのは「常にスプレッドが一定である」ことが前提です。ですので、スプレッドを設定する際には、おおよその平均値を設定するか、最悪を見越してある程度大きな値を設定する必要があります。
これには別の用途もあります。
例えば通常のハイ&ローの取引でも、残り時間によっては暗黙のスプレッド(0.2pips程度)が存在することがあります。これを考慮して解析することも可能なわけです。(常に指定したスプレッドが存在すること前提での解析にはなりますが)
また、このスプレッドの設定はテスト用のEA(BOAnalyzer_EA)ではなく、分析ツール本体(BOAnalyzer.exe)の設定で行うので、スプレッドを変更しながら分析する場合に何度もMT4のバックテストを行う必要はありません。
[BOAnalyzer2で追加]これまではサインインジケーターのパラメーターを変更してテストする場合、MQLファイルを直接編集してコンパイルする必要がありましたが、マウスの数クリックで編集からコンパイルまで全てが完了するツールを付属しました。これによりソースファイルの編集に不慣れな方は一切ソースファイルをいじる必要がなくなり、上級者の方もパラメーター変更作業がすばやく完了するため、無駄な時間を削減できます。(オブジェクトタイプのサインを出すインジケーターをテストする場合は使用しません)
[BOAnalyzer2で追加]BOAnalyzer2で読み込んだCSVデータを削除する場合、データの削除機能を使用しますが、一度にたくさんのデータを削除する場合などに削除対象のチェックボックスにまとめてチェックできるようになりました。
BOAnalyzer2本体はMicrosoft .NET Framework 4.0を利用して作成されています。対応しているOSは以下のとおりです。
・Microsoft Windows 8.1
・Microsoft Windows 10
・Microsoft Windows 11
実際の動作テストはMicrosoft Windows 10 Pro 64bit でおこなっています。
Microsoft .NET Framework 4.0 が導入されていないPCでは動作しませんので以下からダウンロードし、インストールをおこなってください。
・Microsoft .NET Framework 4.8 (Web インストーラー)
・Microsoft .NET Framework 4.8 Full 日本語Language Pack (x86/x64)
CSVファイル出力に使用するEAは、MetaTrader4 Build 1220以降に対応しております。
以下は、よくあるシグナルタイプのインジケーターです。
BOAnalyzer2でテスト可能なインジケーターは、この画像のように実線や点線等のラインでないものです。移動平均やボリンジャーバンドインジケーターのように、ラインしか表示されないインジケーターはテスト出来ません。(※ラインだけでなく、矢印も表示されるタイプであれば、その矢印で売買する場合のテストが可能です)サインが出た次の足の始値でエントリーするようなバックテストが可能です。
[BOAnalyzer2で追加]BOAnalyzer2では、上記のようなバッファを使用した矢印サインを出すタイプに加えて、オブジェクトタイプの矢印を出すサインインジケーターのテストも可能となりました。オブジェクトタイプの矢印は、その矢印をダブルクリックすると選択状態となるものです。(中にはオブジェクトタイプの矢印であっても選択状態とならないものもございます)
しかし、正常にバックテスト出来ない場合があります。テスト可能かどうかは完全にそのインジケーターの作りに依存しますので、全てを網羅することは出来ませんが、主に以下の様なインジケーターは正常にテストが出来ません。
・マルチタイムフレーム(MTF)タイプのインジケーターはテスト出来ません。バックテストでは、テスト対象時間足以外の時間足のデータを参照するMTFタイプのインジケーターは、正常な値が取れないためテスト出来ません。
・リペイントするタイプのインジケーターはテスト自体は可能ですが、足確定後にサインが消えたりするため、後からチャートで目視確認した場合と同じタイミングでバックテスト時にエントリーすることは不可能です。
・ローソク足が確定するまで矢印を出さないタイプはテストできない可能性があります。BOAnalyzerによるサインの出現チェックのタイミングと矢印が出るタイミングがほぼ同時刻となるため、正常にサインを取得できない可能性があります。
上記の他にも特殊な作りのインジケーターに関しましては正常にバックテスト出来ない可能性があります。すべてのシグナルインジケーターについて、バックテスト可能であることを保証することは出来ませんので、ご理解いただきたく思います。ご購入後の返品は出来ませんのでご注意下さい。
逆に、テスト可能なインジケーターの極端な例を上げておこうと思います。下の画像のように、サブウィンドウに点が表示されるタイプでもバックテスト可能です。
上のインジケーターでは、白い点とマゼンタの点を売買シグナルとみなしてテストが可能です。これらは点線でも実線でもなく色も自由に変更可能ですので。例えば白い点で売り(PUT)、マゼンタの点で買い(CALL)というバイナリーオプションのバックテストが可能です。
著作権者の許可なく、これらの著作物の全部又は一部をいかなる手段においても複製、転載、流用、転売等することを禁じます。
また、BOAnalyzer2を営利目的で使用することを固く禁じます。バックテスト代行などでBOAnalyzer2を使用することは当然営利目的での使用となります。無償であっても他人が権利を有するインジケーターのバックテストをBOAnalyzer2でおこない、第三者に提供することなども営利目的です。
当然ですが、ご自身が作成したインジケーターのバックテスト結果を公開することは構いません。
著作権等違反の行為を行った場合、その他不法行為に該当する行為を行った場合は、関係法規に基づき損害賠償請求を行う等、民事・刑事を問わず法的手段による解決を行う場合があります。
これらの著作物の作成には万全を期しておりますが、万一誤りがありましても一切の責任を負わないことをご了承ください。また、事前の断りなく内容の修正等おこなうことがありますことご了承ください。
BOAnalyzer2を使用することにより発生したいかなる損害についても、当方は一切責任を負わないことをご了承願います。