商品概要

MTP_MoneyManagement は MetaTrader 4(以降MT4と言います) で使用できるカスタムインジケーターです。
MT4 Build 1353 以降に対応しております。

MTP_MoneyManagement

MTP_MoneyManagement を使用すれば、面倒な資金管理がマウスでラインを動かすだけで簡単に可能となります。
ここで言う資金管理とは、簡単にいえば「ストップの位置に応じた損失金額が指定金額となるようなロット数を自動計算してくれる」というものです。

FXで負けている方によくありがちなのが「毎回エントリー時のロット数は同じだよ」とか、「特に根拠はないけど勝てそうな時はロットを大きくするよ」、はたまた「さっきは負けたから今回はロットを大きくして取り返す!」など、非常に危険な取引をしているということです。
もちろんそれで利益を上げている人もいますが、そう長くは続かないでしょう。

そんな方にお勧めしたいのが資金管理。なんだか小難しそうだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、MTP_MoneyManagement を使用すれば簡単なことです。
まずはロット固定の取引をやめ、ストップ幅に応じて損失額を一定に保つようにロット数をエントリーごとに計算してから、そのロット数でポジションを持つようにします。
同時に考えるべきことはリスクリワード比(リスクリワードレシオ)です。リスクリワード比とは、平均利益を平均損失で割ったものです。これが1以上である場合、勝率が5割を超えていれば利益を出せることになります。

リスクリワード比に対する必要勝率は以下で計算できます。

[必要勝率](%) = 100 / (1 + [リスクリワード比])

例えば、勝つ時は毎回20pipsとっていて、負ける時は毎回-10pips、といった場合のリスクリワード比は

20(pisp) / 10(pips) = 2

となります。この場合、必要な勝率は

100 / (1 + 2) = 33.333(%)

となりますね。もしこの勝率が出せていないのであれば、手法の見直しや、リスクリワード比の修正が必要なのかもしれません。
MTP_MoneyManagement は現在のラインの位置から、自動的に必要な勝率を計算し、表示してくれますので、上記の計算式を覚える必要はありません。

今度は逆にある勝率に対して必要なリスクリワード比を求めてみましょう。(さきほどの式を書き換えただけですが)

[リスクリワード比] = 100 / [勝率] – 1

となります。例えば、現在の勝率が40%である場合、必要となるリスクリワード比は

100 / 40 – 1 = 1.5

となります。したがって、勝率が40%の場合は、平均損失に対して平均利益が1.5倍以上必要となるわけです。

これを知らずにヤミクモに取引を繰り返すことは、非常に危険であることはご理解いただけるのではないでしょうか。

このように、リスクリワード比と勝率は切っても切れない関係にあるわけですが、その根底には取引ごとのリスクが一定であること、という大前提が有ります。ご自身のトレードを見直す上でも、まずはリスクを一定にした取引をされてみてはいかがでしょうか。
MTP_MoneyManagement は、そのお手伝いをするための最適なツールとなるのではないかと思います。

MTP_MoneyManagement には以下の様な機能があり、快適に使用できるよう様々な工夫が散りばめられています。

・操作は簡単。インジケーターをセットすると、自動的にエントリー、ストップ、リミットの3本ラインが引かれるので、それをマウスで移動するだけ。
・ON/OFFボタン搭載でいつでもラインや情報文字をワンクリックで表示/非表示切替可能。
・例えば損失許容金額を1万円と設定すると、ストップのライン位置に応じたロット数が自動的に算出されます。
・資金管理のモードは3つあり、上記の「指定金額を元に、ロット数を自動算出する」モードと「損失金額が使用中MT4口座の有効証拠金の○○%となるようなロット数を自動算出する」モード、「損失金額が使用中MT4口座の余剰証拠金の○○%(パラメーターで指定)となるようなロット数を自動算出する」モード、最後に「ロット数を固定するモード」をパラメーターで選択可能です。
・エントリー、ストップ、リミットの3本ラインの位置変更に連動して、利益予定金額、損失予定金額、リミット、ストップラインまでのピップス(Pips)数、リスクリワード比、リスクリワード比に応じた必要勝率がリアルタイムで計算され、表示されます。
・設定変更により、リスクリワード比が一定となるようにすることも可能です。この場合、マウスで移動させたライン以外のラインが自動で動き、リスクリワード比が指定値となります。面倒な計算は皆無です。
・エントリーラインは、常に現在のレートと連動してリアルタイムで動きますが、パラメーターでマウスでの移動時にしか動かないようにも出来ます。
・金額の表示をドル単位、円単位と選択できますので、MT4の口座の通貨単位と実際の取引に使用している口座の通貨とが違っていても面倒な計算は一切不要です。
・通常、MT4の口座では1ロットあたり10万通貨単位ですが、これを1ロットあたり1万通貨単位としたり、千通貨単位とすることも可能です。
・情報の表示位置を、メインウィンドウ、サブウィンドウから選択できます。
・文字やラインの色はもちろん、文字サイズも指定可能です。
・基本的にすべての通貨ペアについて資金管理が可能です。USDJPY、EURUSD、EURGBP等はもちろん、聞いたこともないような通貨ペアでも資金管理が可能です。ただし、通貨ペア以外の株価指数先物や株式、商品先物等に関しては使用出来ませんのでご注意下さい。
機能詳細、注意事項

チャートを右クリックして[プロパティ…]をクリックし、[全般]タブの[ライン等の説明を表示]にチェックを入れて[OK]ボタンを押すと、エントリーラインには売買方向を示す Buy または Sell、エントリーロット数、リスクリワードレシオが表示され、リミットライン、ストップラインにはエントリーラインからの Pips 数が表示可能です。

また、情報表示の最上部にエントリーに必要な情報(ロット数、利食レート、損切レート)をシンプルに表示することで、サブウィンドウを小さくしたままでも必要な情報が常に表示されます。

MTP_MoneyManagement はスプレッドについては計算に含めません。
また、ご使用になるMT4の口座通貨はドル建て、円建てにのみ対応しています。
ロット数の桁数の都合上、損失金額が指定金額に最も近くなるようなロット数が算出されます。例えば、損失許容金額に1万円と指定した場合でも、エントリーラインとストップラインの位置によっては損失金額が1万円を少し超えるロット数が表示される場合もありますのでご注意下さい。

表示単位をドル単位、円単位の2種類から選択可能としている都合上、通貨ペアのシンボル名が特殊なMT4口座では使用できないことがあります。基本的に次のようなシンボル名には対応しています。(例として米ドル/円を挙げています)
・USDJPY のような通常の形式
・USDJPYpro のような後ろにサフィックスが付いているもの
・xUSDJPY のような、前にプレフィックスが付いているもの
・USD/JPY のような、間にスラッシュ”/”が付いているもの
・上記4つを組み合わせたもの

もしこれ以外の形式のMT4をお使いの方で、どうしてもMT4口座を変更することが出来ない等ありましたら、ご連絡いただければ可能な範囲で対応いたします。

3本のラインを移動するだけで、面倒な計算は一切不要な資金管理インジケーター MTP_MoneyManagement をぜひお試し下さい。

同梱物
・MTP_MoneyManagement.ex4 (MT4用インジケーター)
・PDFマニュアル
更新情報

■2020/01/13 アップデート
・エントリーラインには売買方向を示す Buy または Sell、エントリーロット数、およびリスクリワードレシオが表示され、リミットライン、ストップラインにはエントリーラインからの Pips 数が表示されるようにしました。この情報を表示させるには、チャートを右クリックして[プロパティ…]をクリックし、[全般]タブの[ライン等の説明を表示]にチェックを入れておく必要があります。
・情報表示の最上部にエントリーに必要な情報(ロット数、利食レート、損切レート)をシンプルに表示することで、サブウィンドウを小さくしたままでも必要な情報が常に表示されるようにしました。

■2020/01/11 アップデート
・ON/OFFボタンでいつでもラインや情報文字をワンクリックで表示/非表示切替可能としました。

■2019/08/19 アップデート
・一時的にインジケーターを無効化する機能を追加しました。これにより現在の設定を維持したままラインや文字等を非表示に出来ます。

■2019/04/23 アップデート
・口座を切り替えた場合にエラーメッセージが表示されることがある問題を修正しました。

■2019/04/13 アップデート
・一部のインジケーターと同時に使用した場合に低速となる事があったため処理を高速化しました。

■2018/11/07 アップデート
・損失金額が使用中MT4口座の有効証拠金の○○%となるようなロット数を自動算出するモードを追加しました。

■2018/09/23 アップデート
・表示位置を”右上”と”左上”から選択可能としました。

■2016/06/20 アップデート
・PC環境によって文字が重なったりすることがあるため、表示位置調整のパラメーターを追加致しました。

■2016/06/03 アップデート
・インジケーターをチャートにセットした状態でMT4の再起動を行うと、設定によってはロット数の計算が異常となる問題を修正しました。

■2015/09/27 アップデート
・初期状態では1ロットあたりの通貨単位はMT4口座の状態とリンクしていますが、これをご自身の業者の単位で表示するようにも設定可能としました。(1万通貨単位や千通貨単位等)