商品概要

MTP_DefaultObjectStyle は MetaTrader 4(以降MT4と言います) で使用できるカスタムインジケーターです。
MT4 Build 1353 以降に対応しております。

MTP_DefaultObjectStyleを使用すると、時間足ごとにライン等のオブジェクトのスタイルを自動設定できます。例えば、1時間足のトレンドラインは太く、15分足のトレンドラインは細くしたい場合、通常であれば時間足ごとにラインを選択して太さを変更する必要がありますが、MTP_DefaultObjectStyle を使用すれば描いたラインが自動的に指定された太さや線種に設定されますのでスタイル変更の面倒がありません。

MTP_DefaultObjectStyle には以下ような機能があります。

・トレンドラインや水平線はもちろん、フィボナッチリトレースメント、長方形、矢印といったすべてのオブジェクトのスタイルを自動設定可能
・それぞれのオブジェクトについて、線幅、線種、色、フォント、フォントサイズ等を別々に指定して自動設定可能
・すべてのオブジェクトについて、それぞれ別々にスタイルを自動設定するかどうかを指定可能

※このインジケーターは、チャートにセットしても何かが表示されるわけではありません。このインジケーターをチャートにセットした上で、チャート上にトレンドライン等を引くと、そのライン等のスタイルがご自身で設定したスタイルに自動で変更されます。

機能詳細、注意事項

現在MT4で使用できるすべてのオブジェクトのスタイルを自動設定可能ですが、今後のMT4のアップデートでオブジェクトが追加された際には順次対応(対応できない場合もあります)となりますので、念のため現段階で対応しているオブジェクトと、設定可能なスタイルについての一覧を示しておきます。(カッコ内が設定可能なスタイル)

・トレンドライン(線幅・線種・色)
・水平線(線幅・線種・色)
・垂直線(線幅・線種・色)
・角度によるトレンドライン(線幅・線種・色)
・フィボナッチチャネル(線幅・線種・色)
・線形回帰チャネル(線幅・線種・色)
・平行チャネル(線幅・線種・色)
・標準偏差チャネル(線幅・線種・色)
・ギャンライン(線幅・線種・色)
・ギャンファン(線幅・線種・色)
・ギャングリッド(線幅・線種・色)
・フィボナッチリトレースメント(線幅・線種・色)※1
・フィボナッチタイムゾーン(線幅・線種・色)※1
・フィボナッチファン(線幅・線種・色)※1
・フィボナッチアーク(線幅・線種・色)※1
・フィボナッチエキスパンション(線幅・線種・色)※1
・長方形(線幅・線種・色)
・三角形(線幅・線種・色)
・楕円(線幅・線種・色)
・サムズ・アップ(線幅・色)
・サムズ・ダウン(線幅・色)
・上向き矢印(線幅・色)
・下向き矢印(線幅・色)
・ストップ・サイン(線幅・色)
・チェック・サイン(線幅・色)
・価格を左に表示(線幅・色)
・価格を右に表示(線幅・色)
・アンドリューズ・ピッチフォーク(線幅・線種・色)
・サイクル・ライン(線幅・線種・色)
・テキスト(フォントサイズ・色)
・テキストラベル(フォントサイズ・色)

(※1)フィボナッチ系のオブジェクトは、メインラインが補助的なライン(初期状態では点線で描かれます)となっていますので、自動設定可能なのはレベルラインのみとなっています。

次に動作の詳細についてご説明します。
MTP_DefaultObjectStyleは、ライン等のオブジェクトを新たに引いた(描いた)時のみ動作します。したがって、MTP_DefaultObjectStyleをチャートにセットした時に、すでに引かれているライン等のスタイルを変更することはありません。また、ラインを移動した場合でもそのスタイルを変更することはありません。
ただし、ライン等を選択した状態でCtrlキーを押しながらマウスでドラッグするとそのラインをコピーできますが、コピーされた瞬間に「新たに引いた」と認識されます。したがって、ライン等をコピーした場合は新たにラインを引いたときと同様にそのコピーしたラインのスタイルが自動設定されますのでご注意ください。

また、自動でライン等を引くインジケーターと同時に使用した場合、そのインジケーターが引いたラインのスタイルが自動設定されてしまう可能性があります。通常のインジケーターであれば、ライン等のオブジェクトの接頭語を独自のものにしていますのでこのような問題は発生しませんが、完全にそのインジケーターの作りに依存するものですので、同時使用時の動作保証はできません。ご了承ください。

具体的には、自動でラインを引くインジケーターを使用した時に、その自動で引かれたラインがトレンドラインであると仮定した場合は、そのトレンドラインをダブルクリックし、選択状態にして右クリック→Trendlineプロパティーを選択します。そして、全般タブにある名前の部分が「Trendline」から始まっている場合はそのラインのスタイルが自動設定されてしまいます。トレンドラインを手動で引いたときも、この名前の部分が「Trendline」から始まる名前となりますが、その他のオブジェクトに関しても手動で引いたときの名前と同じ名前で始まる場合は自動設定される仕様です。

以上が機能詳細、注意事項となります。
日々チャートにラインを引いて分析されている方には大変便利なインジケーターとなっています。

同梱物
MTP_DefaultObjectStyle.ex4 (MT4用インジケーター)
PDFマニュアル