MTP_MA_PerfectOrder_MT5
商品概要

このインジケーターはMT5用です。MT4用の MTP_MA_PerfectOrder はこちら => [MT4インジ]移動平均線(MA)のパーフェクトオーダーをアラートやメールで通知。擬似MTF対応[MTP_MA_PerfectOrder]

MTP_MA_PerfectOrder は MetaTrader 5(以降MT5と言います) で使用できるカスタムインジケーターです。
MT5 Build 3211 以降に対応しております。
LINE通知Discord通知機能も搭載していますので、アラート発生時にチャート画像を送信することも可能です。

MTP_MA_PerfectOrder はパーフェクトオーダーを通知してくれるインジケーターです。
パーフェクトオーダーとは、期間の異なる複数の移動平均線が、綺麗に並んでいる状態のことです。
例えば3つの移動平均線の期間が次の時についてご説明いたします。
・移動平均線1の期間:10
・移動平均線2の期間:20
・移動平均線3の期間:30

この場合に移動平均の値が次の時がパーフェクトオーダー(ロング:買い)となります。
・移動平均線1 > 移動平均線2 > 移動平均線3
※ショートはまったく逆になります。

具体的なチャートを示します。以下の画像のようにパーフェクトオーダー成立時に背景色を色分け表示することが可能です。
パラメーターを変更するだけで背景色を塗らないようにすることも可能ですし、通常の色設定画面で色や線種も簡単に変更可能です。

MTP_MA_PerfectOrder_MT5背景色塗り分け

MTP_MA_PerfectOrder には以下ような機能があります。以降、移動平均のことをMA(Moving Averageの略)と表記することがあります。

・パーフェクトオーダーとなった場合に売買方向の矢印表示とアラート、メール通知、WAV再生、プッシュ通知、LINE通知Discord通知が可能。
・パーフェクトオーダー条件が崩れた場合に×印とアラート、メール通知、WAV再生、プッシュ通知、LINE通知Discord通知が可能。
・サインの通知方向を[買いのみ][売りのみ][両方]から選択可能。
・パーフェクトオーダー成立時に背景色を色分け表示することが可能。
・パーフェクトオーダーの判定に使用するMAを2本~5本まで自由に設定可能。
・通常のMA同様、移動平均の期間、表示移動、種別(SMA,EMA,SMMA,WMA,T3MA,HMA)、適用価格をパラメーターで指定可能。(ただし移動平均の表示移動のパラメーターは5本の移動平均線で共通のパラメーターです)
・パーフェクトオーダーの判定に使用するMAを2本に設定すれば、2本のMAがクロスしたタイミングで矢印表示、アラート、メール通知、WAV再生、プッシュ通知、LINE通知Discord通知が可能。
・パーフェクトオーダーの判定に使用するMAを個別に非表示とすることも可能。したがって、MAはまったく表示せずに矢印のみ表示したりすることも可能。
・矢印の表示/非表示も可能なため、チャートには何も表示しない状態でもパーフェクトオーダーとなった場合にアラートだけは鳴らすと言った運用も可能。
・パーフェクトオーダー時の矢印と、そうでなくなった時の×印は個別に表示/非表示を設定可能。アラートやメール通知、WAV再生、プッシュ通知、LINE通知Discord通知についても個別に指定可能
MetaTrader Mail Manager 使用でチャート画像をメールに添付可能。
擬似マルチタイムフレーム(MTF)機能を実装し、通常のMTFとは違いなめらかでリペイントしない表示。(擬似マルチタイムフレーム機能についての項で詳しくご説明します)

別売りの MetaTrader Mail Manager を使用すれば、通知メールにチャート画像を添付することが可能となります。
これで外出中でもMT5のチャートをチェックすることができます。MetaTrader Mail Manager についてはこちら

機能詳細、注意事項

アラート、メール通知、WAV再生、プッシュ通知、LINE通知Discord通知機能は、ローソク足確定時の判定となります。
したがって、ローソク足の途中ではアラート等発生せず、そのローソク足が確定したタイミングで条件に合致していたらアラートが鳴ります。
ただし、矢印と×印の表示自体はリアルタイムで更新します。つまり、足が確定するまでは点滅します。もちろんリペイントはしませんので、確定した足のサインが移動したり、消えたりすることはありません。

アラート、メール通知、WAV再生、プッシュ通知、LINE通知Discord通知の設定はそれぞれの設定が独立しているため、アラートは鳴らさないがメール通知はしたい、と言った設定が可能です。(アラートとWAV再生機能を同時に使用することも可能ですが、アラートの音とWAVの音が同時になるため、正常に音が鳴らない可能性があります。)

擬似マルチタイムフレーム機能について

このインジケーターを特徴付ける機能として、通常のMTFとは違った擬似MTF機能があります。
MTFインジケーターと言うのは、例えば15分足に1時間足のインジケーターの状態を表示することが出来たりするわけですが、その特性上リペイントが起こってしまいます。
つまり、15分足のチャート上で、確定したローソク足のインジケーターの表示が、後から変化してしまいます。
ということは、リアルタイムで見た場合のインジケーター表示状態と、後から見た状態では違うことがあるということです。
これは、過去検証を行う際に非常に大きな問題となることがあります。

その問題を解消したのが擬似MTF機能なのです。
擬似MTF機能と言うのは、通常のMTFインジと同じように例えば15分足に1時間足の状態を表示することが可能です。
ではなぜ”擬似”なのか。ここでは話を簡単にするために移動平均でご説明します。
例えば、5分足の3倍が15分足と考えると、15分足の20移動平均は、5分足の60移動平均と似ていると言えますよね?実際にチャートに表示して比較してみてください。
この考え方から、通常のMTFインジと同様に5分足チャートに1時間足チャートの状態を表示するような事を可能としています。
これが擬似MTF機能です。
擬似MTFを使用したインジケーターの表示は、通常のMTFインジの表示と多少異なりますが、非常に近い形となります。

擬似MTFと通常のMTFインジの違い

■メリット
・擬似MTFインジケーターはリペイントしない。つまり確定したローソク足のインジケーターの表示状態は変化しない。
・EAから読み込んで、バックテストでも使用可能。(通常のMTFインジは基本的にバックテスト時には使用できません)
■デメリット
・通常のMTFインジの表示とは多少異なる。
・例えば5分足に日足の状態を表示する場合等は、5分足のデータだけで表示データを計算するため、表示するためにはローソク足の本数が通常より多く必要となる。これにより、足切替時やインジケーターをチャートにセットした時により多くの計算を必要とし、チャートが重くなることがある。

擬似MTFに関する追加情報につきましてはこちらの記事をご参照下さい → MTFインジとは違う擬似MTFインジとは?

では、実際に表示を見ていただきましょう。
以下の画像は、MTP_MA_PerfectOrder を1時間足にセットしたもの(上)と、MTP_MA_PerfectOrder の擬似MTF機能を使用して、15分足に1時間足の移動平均の状態を表示したもの(下)です。※15分足は比較しやすいよう、横軸を縮小してあります。

いかがでしょうか?細かな違いはあるものの、ほぼ同じような表示なのではないでしょうか?
リペイントしないというのは大きなアドバンテージと成り得るのではないでしょうか?

パーフェクトオーダーをご自身の手法に取り入れている方、MTF対応の移動平均インジケーターをお探しの方に自信を持ってお勧めできるインジケーターに仕上がっています。

同梱物
・MTP_MA_PerfectOrder.ex5 (MT5用インジケーター)
・PDFマニュアル
更新情報

■2022/08/31 アップデート
・LINE通知機能、およびDiscord通知機能を追加しました。いずれもチャート画像を送信することが可能です。