このインジケーターはMT4用です。MT5用の MTP_ObjectCopy はこちら => [MT5インジ]別のチャートにラインを一括コピー[MTP_ObjectCopy_MT5]
MTP_ObjectCopy は、MetaTrader 4(MT4)上のほぼ全てのオブジェクト(水平線やトレンドライン等)を一括で別のチャートにコピーすることの出来るカスタムインジケーター、及びスクリプトのセット商品です。MT4 Build 1353以降に対応しております。
この商品によく似たインディケーターがあります。試用版もありますので、以下もぜひ御覧ください。
[MT4インジ]チャートのスクロールやオブジェクトを同期するインジケーター[MTP_ChartSynchronizer]
1つの通貨ペアについて、複数の時間足のチャートを同時に開いて監視している方が結構いらっしゃると思います。
そういった場合、1つのチャートにサポレジの水平線やトレンドライン等を引いたあと、またもう一つのチャートで同じラインを引き直し・・・これを繰り返しているのではないでしょうか?
そんな方にオススメするのが、この MTP_ObjectCopy です。
MTP_ObjectCopyでは、次のようなことが可能です。
・インジケーター使用時は、ラインを移動するとすぐにコピー先のラインも移動し、削除すればすぐにコピー先でも削除される。
・1つのチャートをコピー元として複数のチャートへコピーすることも可能。
・複数のコピー元チャートから1つのチャートへコピー可能なため、複数のチャートに引いた線を1つのチャートに統合することも可能。
・チャートAにラインを引き、それをチャートBにコピーし、さらにチャートBにラインを引いて、チャートAとBの内容全てをチャートCにコピーするような、親子孫のコピー関係を構築することも可能。
・コピー時に、水平ラインだけ、トレンドラインだけ、太い線だけ、黄色い線だけ等、様々なパラメーターによりコピー対象を限定することも可能。
※親子孫のコピー関係を構築することは可能ですが、MT4のオブジェクト名の文字数制限のため無制限には出来ません。ご了承下さい。(日足→4時間足→1時間足→15分足→5分足くらいなら構築可能です)
※コピー可能なのはメインウィンドウのオブジェクトのみです。サブウィンドウのオブジェクトはコピーできませんのでご注意下さい。
例えば、EURUSDのチャートを日足、1時間足、5分足の3枚同時に開いていたとします。
日足チャートで引いたラインを1時間足と5分足のチャートにも自動でコピーできたらラクですよね。
さらに1時間足で引いたラインが、5分足のチャートにも自動でコピーされたらいいですよね。
そんな事が簡単にできるのが MTP_ObjectCopy なのです。
また、同じくEURUSDチャートを3枚(日足、1時間足、5分足)使用しているとして、5分足チャートを日足→1時間足→5分足と切り替えながら、全ての時間足の分析を1枚のチャートでおこない、ラインを引いていったとします。
これを日足チャート、1時間足チャートの両方にコピーできたらラクですよね。
え? 5分足で分析したラインは日足チャートにはコピーしたくない? その気持ちよく分かります。
そんな場合も大丈夫。日足分析のラインは太さ5で、1時間足分析のラインは太さ4で、という感じで分析した時間足に応じてラインの太さを変えたり、もしくは色を変えたりしておけば、太さ5のラインだけ日足チャートにコピーしたり、青いラインだけ1時間足チャートにコピーしたりすることが可能です。
使い方はいたって簡単。コピー元チャートに MTP_ObjectCopy をセットし、Masterパラメーターにtrueをセット。コピー先チャートにも MTP_ObjectCopy をセットしそのままOKで、ほぼ全てのオブジェクトがリアルタイムでコピーされます。
MTP_ObjectCopy は、MT4上で描画できるオブジェクトのほぼ全てをコピー可能です。
以下がコピー可能なオブジェクトの一覧です。以下のオブジェクトの種類別に、コピー対象とするかどうかをパラメーターで切り替え可能となっています。
・VerticalLine(垂直ライン)
・HorizontalLine(水平ライン)
・TrendLine(トレンドライン)
・Trendbyangle(角度によるトレンドライン)
・Regression(回帰線)
・Channel(チャネル)
・Stddevchannel(Standard deviationチャネル)
・Gannline(ギャンライン)
・Gannfan(ギャンファン)
・Ganngrid(ギャングリッド)
・Fibo(フィボナッチリトレースメント)
・Fibotimes(フィボナッチタイムゾーン)
・Fibofan(フィボナッチファン)
・Fiboarc(フィボナッチアーク)
・Expansion(フィボナッチエクスパンション)
・Fibochannel(フィボナッチチャネル) ※制限あり
・Rectangle(長方形)
・Triangle(三角形)
・Ellipse(楕円)
・Pitchfork(アンドリューズ・ピッチフォーク)
・Cycles(サイクルライン)
・Text(テキスト)
・Arrow(矢印)
・Label(ラベル)
ほぼ全てのオブジェクトをコピー可能ですが、Fibochannel(フィボナッチチャネル)に関しましては、レベル線の色、線種、太さが取得できないため、正常にコピー出来ません。
また、Text(テキスト)およびLabel(ラベル)のフォント情報につきましてもコピー出来ないため、パラメーターで指定していただくことになります。
ラインの太さや色でコピー対象を限定することも可能と申し上げましたが、そのほかにも線の種類(実線のみ、破線のみコピー等)で限定することも可能です。
さらにはオブジェクトそれぞれに付けられた名前の”接頭語”や”接尾語”で限定することも可能です。
※接頭語:オブジェクト名の始まりの文字列
※接尾語:オブジェクト名の終わりの文字列
しかも”接頭語”や”接尾語”で限定する場合は、
それらで指定されたオブジェクトのみをコピーする通常モードと、
それらで指定されたオブジェクト以外をコピーする反転モードの2種類が使用可能です。
大量のオブジェクトの中から、限定的にコピーしたくないものがある場合等は、便利にお使いいただけるかと思います。
また、リアルタイムコピーの必要がない方のために、使った時だけコピーが可能となるスクリプトも同梱いたしました。
MTP_ObjectCopy_Save をチャートにドラッグ&ドロップするだけで、そのチャートの全てのライン等をコピーし、コピー先チャートに MTP_ObjectCopy_Load をドラッグ&ドロップすると、一瞬でコピーが完了します。
スクリプトであれば、その瞬間しか動作しませんので、PCへの負荷はゼロです。
しかも、インジケーターとほぼ同様のパラメーターが使用できますから、太さや色でコピー対象を限定することももちろん可能です。
一つ制限をあげるとすれば、コピー可能なのは同じ通貨ペアのチャート間だけです。
例えば、EURUSDのチャートにラインを引いて、それを別のEURUSDのチャートにコピーすることは出来ますが、USDJPYのチャートにコピーすることは出来ませんのでご注意下さい。
・MTP_ObjectCopy.ex4 (MT4用インジケーター)
・MTP_ObjectCopy_Save.ex4 (MT4用スクリプト)
・MTP_ObjectCopy_Load.ex4 (MT4用スクリプト)
・PDFマニュアル
■2020/09/26 アップデート
・オブジェクトの各時間足における表示/非表示の状態がコピーされない不具合を修正しました。
■2015/09/03 アップデート
・Build 509用のインジケーターを削除しました。
・ShowRunMode パラメーターの初期値を false に変更しました。
■2014/07/24 アップデート
・Build 646以降用の MTP_ObjectCopy.ex4 を追加しました。これにより、最新版のMT4をご利用の方は、より快適に使用可能となります。