商品概要

このインジケーターはMT5用です。MT4用の MTP_ObjectCopy はこちら => [MT4インジ]別のチャートにラインを一括コピー[MTP_ObjectCopy]

MTP_ObjectCopy は、MetaTrader 5(MT5)上のほぼ全てのオブジェクト(水平線やトレンドライン等)を一括で別のチャートにコピーすることの出来るカスタムインジケーター、及びスクリプトのセット商品です。MetaTrader 5 Build 3129 以降に対応しています。

1つの通貨ペアについて、複数の時間足のチャートを同時に開いて監視している方が結構いらっしゃると思います。
そういった場合、1つのチャートにサポレジの水平線やトレンドライン等を引いたあと、またもう一つのチャートで同じラインを引き直し・・・これを繰り返しているのではないでしょうか?

そんな方にオススメするのが、この MTP_ObjectCopy です。

MTP_ObjectCopyでは、次のようなことが可能です。

・インジケーター使用で、リアルタイムに複数のチャートへライン等のコピーが可能。
・オブジェクトの色や線種、線の太さまで忠実にコピー可能
・インジケーター使用時は、ラインを移動するとすぐにコピー先のラインも移動し、コピー元から削除すればすぐにコピー先でも削除される。
・1つのチャートをコピー元として複数のチャートへコピーすることも可能。
・複数のコピー元チャートから1つのチャートへコピー可能なため、複数のチャートに引いた線を1つのチャートに統合することも可能。
・チャートAにラインを引き、それをチャートBにコピーし、さらにチャートBにラインを引いて、チャートAとBの内容全てをチャートCにコピーするような、親子孫のコピー関係を構築することも可能。
・コピー時に、水平ラインだけ、トレンドラインだけ、太い線だけ、黄色い線だけ等、様々なパラメーターによりコピー対象を限定することも可能。

※親子孫のコピー関係を構築することは可能ですが、MT5のオブジェクト名の文字数制限のため無制限には出来ません。ご了承下さい。(日足→4時間足→1時間足→15分足→5分足くらいなら構築可能です)
※コピー可能なのはメインウィンドウのオブジェクトのみです。サブウィンドウのオブジェクトはコピーできませんのでご注意下さい。

機能詳細、注意事項

例えば、EURUSDのチャートを日足、1時間足、5分足の3枚同時に開いていたとします。
日足チャートで引いたラインを1時間足と5分足のチャートにも自動でコピーできたらラクですよね。
さらに1時間足で引いたラインが、5分足のチャートにも自動でコピーされたらいいですよね。
そんな事が簡単にできるのが MTP_ObjectCopy なのです。

また、同じくEURUSDチャートを3枚(日足、1時間足、5分足)使用しているとして、5分足チャートを日足→1時間足→5分足と切り替えながら、全ての時間足の分析を1枚のチャートでおこない、ラインを引いていったとします。
これを日足チャート、1時間足チャートの両方にコピーできたらラクですよね。
え? 5分足で分析したラインは日足チャートにはコピーしたくない? その気持ちよく分かります。
そんな場合も大丈夫。日足分析のラインは太さ5で、1時間足分析のラインは太さ4で、という感じで分析した時間足に応じてラインの太さを変えたり、もしくは色を変えたりしておけば、太さ5のラインだけ日足チャートにコピーしたり、青いラインだけ1時間足チャートにコピーしたりすることが可能です。

使い方はいたって簡単。コピー元チャートに MTP_ObjectCopy をセットし、Masterパラメーターにtrueをセット。コピー先チャートにも MTP_ObjectCopy をセットしそのままOKで、ほぼ全てのオブジェクトがリアルタイムにコピーされます。

MTP_ObjectCopy は、MT5上で描画できるオブジェクトのほぼ全てをコピー可能です。
以下がコピー可能なオブジェクトの一覧です。以下のオブジェクトの種類別に、コピー対象とするかどうかをパラメーターで切り替え可能となっています。

・垂直線
・水平線
・トレンドライン
・アングルトレンド
・サイクルライン
・矢印線
・等距離チャンネル
・標準偏差チャンネル
・回帰チャンネル
・アンドリューズ・ピッチフォーク(※2)
・ギャンライン
・ギャンファン
・ギャングリッド
・フィボナッチリトレースメント(※2)
・フィボナッチタイムゾーン(※2)
・フィボナッチファン(※2)
・フィボナッチアーク(※2)
・フィボナッチチャンネル(※2)
・フィボナッチエクスパンション(※2)
・エリオット推進波
・エリオット修正波
・長方形
・三角形
・楕円
・矢印(※1)
・テキスト
・ラベル
・ボタン
・チャート
・ビットマップ
・ビットマップラベル
・編集オブジェクト
・イベント
・長方形ラベル

※1 矢印とは以下の全てのオブジェクトを指します。
・サムズアップ・サムズダウン
・上向き矢印・下向き矢印
・ストップサイン・チェックサイン
・左プライスラベル・右プライスラベル
・買いサイン・売りサイン
・矢印

※2 レベル線は32レベルまでの対応となります。33レベル以降のラインについてはコピーされませんのでご注意下さい。

2014/09/25時点で、すべてのオブジェクトをコピー可能です。
ただし、今後MT5に新たなオブジェクトが追加された場合、そのオブジェクトをコピーできることを保証することはできません。
もちろん、可能な限りバージョンアップで対応いたします。

ラインの太さや色でコピー対象を限定することも可能と申し上げましたが、そのほかにも線の種類(実線のみ、破線のみコピー等)で限定することも可能です。
さらにはオブジェクトそれぞれに付けられた名前の”接頭語”や”接尾語”で限定することも可能です。
※接頭語:オブジェクト名の始まりの文字列
※接尾語:オブジェクト名の終わりの文字列

しかも”接頭語”や”接尾語”で限定する場合は、
それらで指定されたオブジェクトのみをコピーする通常モードと、
それらで指定されたオブジェクト以外をコピーする反転モードの2種類が使用可能です。
大量のオブジェクトの中から、限定的にコピーしたくないものがある場合等は、便利にお使いいただけるかと思います。

また、リアルタイムコピーの必要がない方のために、使った時だけコピーが可能となるスクリプトも同梱いたしました。
MTP_ObjectCopy_Save をチャートにドラッグ&ドロップするだけで、そのチャートの全てのライン等をコピーし、コピー先チャートに MTP_ObjectCopy_Load をドラッグ&ドロップすると、一瞬でコピーが完了します。
スクリプトであれば、その瞬間しか動作しませんので、PCへの負荷はゼロです。
しかも、インジケーターとほぼ同様のパラメーターが使用できますから、太さや色でコピー対象を限定することももちろん可能です。

制限としては、コピー可能なのは同じ通貨ペアのチャート間だけです。
例えば、EURUSDのチャートにラインを引いて、それを別のEURUSDのチャートにコピーすることは出来ますが、USDJPYのチャートにコピーすることは出来ませんのでご注意下さい。

また、オブジェクトの重なり順は、コピー元とコピー先で異なる場合があります。この点ご了承下さい。

同梱物
・MTP_ObjectCopy.ex5 (MT5用インジケーター)
・MTP_ObjectCopy_Save.ex5 (MT5用スクリプト)
・MTP_ObjectCopy_Load.ex5 (MT5用スクリプト)
・PDFマニュアル